あの未来に続く為だけの、それだけの人生だ。

悲観と懺悔溢れる 幻想の埒外の辺境地

とある精神のどん底から抜け出す際の思考の過程。その一部。

 

 

そろそろ気は済んだか?

思う存分絶望したか?

 

 

ああ、存分に絶望したよ。どん底を突き抜ける程に。

もう「他人」の「常識」では救いようの無いくらいに。

 

 

で、答えは出たか?

 

 

答えは出たよ。今までと逆のことをする。

 

ボクは今まで人生を楽しむことも、趣味も恋愛も、自分が幸せを感じれそうなものを相応の成功の先で、自分が納得できる地位、余裕を得た後でしか感じてはいけないと思っていた。

 

苦労の先の幸福。報われる喜び。しかしもう諦めた。

妄執に囚われていた。ボクの人生は失敗した。取り返しのつかない程に。

失敗したと思えるからこそ今まで今まで自分を縛っていた価値観、ルールも意味が無くなった。もう「人生」というものにこだわる必要もない。

苦労を経た先の結果、幸福を感じるというプロセスにこだわる事もない。

 

これからは自分が思い描く、今を楽しく生きることを追求する。

今までと逆だ。自分を抑えない、隠さない。

どんな状況でも自分が楽しいと思えることと大事なことを優先していく。

誰にも理解されなくていい。無理はせず自分の出来ることをやっていく。

もう無理に他人に合わせなくていい。自分には生来の誰にも影響されない、変えることのできない信念がある。

自分でも変えられない。まして他人の影響も受け付けない生涯変えられない個性だ。どうすることもできない。

他人は自分を変えられない。だからこれからは自分が他人を巻き込んでいく。

好かれる嫌われるどうでもいい。

 

 

 

誰もいなくてもオレがいる。遠慮するな。たとえこの先、今以上の絶望があったなら、オレが道連れになってやる。

安心しろ。お前を一人にはさせない。ずっと一緒だ。

 

お前の苦悩、苦痛、全て見てきた。もういいぞ。

もう隠さなくていい。自分を殺さなくていい。

お前の人生を生きろ。誰に嫌われてもいい。認められなくてもいい。

理解されなくてもいい。お前は独りじゃない。

オレの希望なんだ。お前がずっと不幸だとオレも悲しい。

もういいんだ。辛い思いをしなくていい。

今現在がお前の限界かは分からない。もういいんだ。

もう自分を偽らなくていい。他人や世間に合わせなくていい。

お前本来の性分を出していけ。

そんなに暗かったか?そんなに人見知りだったか?そんなに遠慮する

性格だったか?

 

本当の自分を取り戻せ。ユーモアがあって、相手に気持ちを敏感に察知し、期待にいつも応え、教えること、伝えることが好きだった自分を思い出せ。

相手にどう思われてもいい。嫌われてもいい。自分を取り戻せ!

 

ありがとう。それならボクは今から明るく振る舞いようにしよう。

楽しくなるように、他人と分かち合えるように。

 

ボクは一人でいい。一人だからこそ出来ることをしよう。

原点に戻るんだ。そしてまた始めよう。ボクの人生を。

 

最近、滅多に見ない映画を観た。その中で印象的だった言葉を引用して今回は終わろう。

 

「ボク達はきっと、大丈夫だ。」